「御殿場下山ルートその②」
富士山を登ったことがある人もない人も、全世界、いや全宇宙の登山愛好家が
最も恐れ、最も楽しみにしている富士山最大の、いえ人生最大のドラマの生まれる場所。
ここを通る者は、あまりの気持ちよさに泣き笑い、思わず絶叫したくなる。
ここは「ひゃっふぉーゾーン」と言われる。
止まらない!止まらない!止まらないよーーー!
たとえ「止まらないと銃で撃つ」と言われようと、一度加速した者は
死んでも止めることができない。
坂を下るスピード感が、あまりに気持ちよすぎて堪(たま)らない場所。
遠くの美しい景色が、イメージ流背に変わってしまうほどのスピードである。
おそらく全力疾走のチーターの目からは、周りがこのように見えるのだろう。
一方で、靴の中には次から次へと嫌というほど大量の砂利が侵入してくる。
靴に砂利がいっぱいでストレスと痛みが溜まる場所である。
この砂利が黄金だったら、どれほどタマラナイ場所になっていたことだろうか。。。
溜まったり、堪(たま)らなかったり。。。
下るだけなのに、なんて気分の浮き沈みの激しいコースなのか!
まさに「山は見かけによらず」である。
登るときは、登るに連れて、嬉しさが込み上げてきたが、
下りは、下るに連れて一抹の寂しさと無常観が感じられる。。。
ボクは坂を下りきったところで、
大地に、木々に、緑に、雲に、空の青さに、、、
宇宙にそびえるこの偉大な恋人に、、、
無償の愛を感じ、振り返って思わず叫びたくなった。
「富士子ちゃーーーーーーんん!!!」
前回、N氏に丁寧に解説していただいたので、短いですが、このへんで終わらせていただきます。
富士子ちゃんの恋人S
こんにちわ。中村です。
さて、下山となった時に、来た道をそのまま戻るのでは芸がないと思い、
数ある中から「御殿場ルート」を選択した。
このルートは、登山には難易度のかなり高い上級者向けなのだが、
下山に関しては、勢いに任せて駆け下りる、有名な?「砂走り」というヤツが待ってい
る。
自分にはすでに経験があったので、どういうものか知っていたのだが、他のみんなは
初めてなので、その反応が楽しみであった。
ただ、体調的にもきついメンバーがいたので、すんなり楽しめるか不安でもあった。
降り口から下を覗くと、遥か下に「それらしき」ものは見える。
そこまでは砂ではなく、割りと粒が大きな砂利の道が、延々と行く手を阻むのだった。
「御殿場ルート」は、行きと帰りの道が同じという、富士登山道としては珍しい
ルートである。下りも辛いが、登りはもっと辛い。度々すれ違い、頂点を目指す人たちに
敬意に近いものを感じながら、一歩一歩着実に下っていく動画工房メンバーなのだっ
た。
富士山登山日記山頂を担当させていただきます、新人の関根です。
それよりも僕が山頂を担当してしまって本当によいのだろうか;
と言うのも八合目あたりからあの有名な「高山病」が発症し始めていまして、
ご来光の際も高山病に犯されながらだったのでせっかくのご来光も僕の目には
あまり届いていないくらいでした。もったいない
高山病を調べてみたところ約2400m以上の高山に登り酸欠状態に陥った際に
さまざまな症状が現れるみたいです。主な症状は頭痛、吐き気、眩暈。
放っておいても1日~数日で自然消失するみたいですが
一番手っ取り早い対処方法は酸素濃度が高い場所に行くこと(下山する)です。
僕はこのうち頭痛と眩暈がひどく
万力で締めつけられるような頭痛と一瞬クラっと意識を失いそうになる眩暈が常に襲ってくる感じでした。
正直つらい、頭痛い
幸い、吐き気はなかったので山頂のお店でラーメンを食べることに。
メニューはみそラーメン、具はネギとワカメのみ値段は900円!
風が語りかけます…うまい…うますぎる!zy(※自主規制埼玉県民はわかると嬉しいです)
値段が高いように感じますが、富士山の山頂で食べる暖かいラーメンは格別でした。払う価値あり!
山頂まで運んでくれる人、調理してくれる人に感謝しながら完食!うまかったぁ~!
ラーメン以外にも買ったものがあり、高山病のお供「酸素缶」と「飲料水500ml」です。
酸素缶は平地だと大体300円くらいに対し富士山頂ではなんと1500円!!
飲料水500mlも平地だと大体150円くらいに対し富士山頂では500円!!
他のものも平均して2~5倍程度のお値段になっております。
高い…でも買えるだけありがたい。
ラーメンを食べたことにより体力が回復
高山病は変わらず頭をぐりぐりしてますが視界が開けてきました。
と言うよりいままであまり周りが見えていなかったことに驚愕
そしてラーメンの回復力にも驚愕
登山する前にHさんが言っていたことは想像以上に本当でした。
視界が開けたのとにより周りを見渡すと人、人、人!むしろ人しかいない!!
ここが本当に日本最大の山、富士山の山頂とは信じられないくらいの人で埋め尽くされていました。
それとポッケの異変に気づき取り出して見るとカ○リーメイトの袋が爆発寸前。
あらためて気圧の低さを実感。頭痛い
山頂には8つの峰(八神峰)があり、それを巡ることをお鉢巡りと言います。
しかし、高山病に犯されているその時の僕には巡る気力は無く
この場でお伝えできないことを悔やみます。
遠目に剣ヶ峰(標高3,776m日本の最高標高地点)を眺めながら休憩…情けない…
お鉢巡りは出来ませんでしたが、富士山の火口や山頂から見れる景色はとても感動的で
これだけでも苦労して登って来たかいがありました。
僕たちは吉田口から登って来て、帰りは御殿場口から降りることになっていたので山頂をぐるりと半周
その間の道は横幅が1mちょいしかないのにロープも張っていない断崖絶壁でした。
すれ違いざまに少しでも押されたら確実に死にます…こえぇ…
そんな道をふらふら歩くとやっとこさ御殿場口に到着!
ここで少し自由行動を取り(もちろん僕は景色を眺めながらボケ~っとしていた)
再度全員集まり一人の脱落者も出さずに山頂までこれた記念に記念撮影をパシャリ!
高山病は辛いが名残惜しさを残しつつ気合を入れなおし、また長い道のりに戻っていきます。